2003

2004

2005









 ニコニコトリエンナーレとは、2003年に目黒区の西小山駅にほど近いニコニコ通り商店街で行われたアートイベントです。


 学生と商店街が一体となって、アート作品の制作から発表(イベント会期)までを行うことを取り組みの主体とし、その会期中には商店街の飲食店を中心に出店や特別メニューを実施致しました。オープニングには1000人ほどの来場があり、閑散としていた商店街も一時の賑わいを見せました。


 ニコニコトリエンナーレという名称にあるように、当初は「3年に一度の芸術祭」という意味でありながらも、当イベントは商店街からの強い要望があり、字義を越え、毎年の活動として継続することにしました。


 作品を制作する上で、商店街の方々との議論を交わすこと。それは作品の形態そのものにも大きな影響を与える要素であり、このイベントの根幹です。商店街とアーティストというこれまでには存在しなかった出会いの中で、今まで気付くことのなかった商店街の側面や、アーティストの問題意識を新たに紡ぎ出すことでもありました。それと同時に、商店街同士の意見の出し合いも生じ、それは商店街の活性化にも繋がっていきました。


 ニコニコトリエンナーレの活動は、2005年をもって一つの区切りを迎えました。活性化のために、ニコニコトリエンナーレという活動を通じ商店街自体もこれまでは見過ごされてきた様々な側面に気付くことになりました。その気付いたものに対し今後は商店街内部において、イベントという一過性のものではなく、継続的なアクションを行っていくことが求められているのだと考えます。


 このホームページは以上の内容を集約したものになります。21世紀の始まりにおける商店街という共同体が今後どのような形になっていくのか、どのような問題意識を持っているのか、その一つの提言としてご覧頂ければと思います。








ニコニコトリエンナーレ事務局

〒152-0011 東京都目黒区原町1-17-5 m-SITE-r 2F
TEL/FAX : 03-3973-2760
E mail : nikoniko@m-SITE-r.net


(C) COPYRIGHT2003-2006 NIKONIKO TRIENNIAL ALL RIGHT RESERVED.